心臓関連

心臓血管疾病は全人類にとって健康最大の敵となりましたが、多くの科学者や医師の研究と貢献により、今日では治療、治癒が可能なばかりでなく、予防可能な疾病と言っていいでしょう。心臓血管疾病は大きく分けて「動脈硬化関連の疾病」および「不整脈」に分かれます。 馬偕記念医院はこの致命的な疾病に対し完全で卓越した療法を提供できる医学センターのひとつであり、 次に掲げるような症状に符合する、或いは疑われる場合、当センターまでご連絡いただければ当医院の専門チームが完璧な治療を提供いたします。

動脈硬化関連の疾病とは?

「動脈硬化」はゆっくりと長い時間をかけて形成されるものであり、病史が青少年期にまでさかのぼれる例もあります。動脈硬化の形成には動脈内皮が受ける傷害または損傷と関連性があることが、ますます多くの研究により実証されています。傷害の原因は多岐にわたり、動脈壁がいったん傷害を受けると血小板が傷害を受けた部位に集中して修復を試みます。一定の時間か経過してから、コレステロールと他の細胞の残骸により形成された脂質沈着物(或いは「硬化斑」ともいう)が動脈内壁に蓄積されて動脈を硬化、狭窄化させ、体内器官や組織に十分な血液が行き渡らなくなります。最終的に、この「硬化斑」が破綻することで沈着物が血管内に進入して血栓となり、体内の器官に損傷を与え、結果的に心臓病や脳出血をまねくことになります。動脈硬化関連の疾病としては、冠動脈疾患( CAD )と末梢動脈疾患( PAD )が比較的よく見受けられます。

動脈硬化の危険因子 ?

動脈硬化関連の疾病の危険因子としては、高血圧、血液中のコレステロール高値、 TG 中性脂肪高値、高密度リポ蛋白質( HDL )低値(すなわち、脂質異常症)、糖尿病、喫煙などが挙げられます。

兆候と症状

● 腕、左肩、背、首または胃など、上半身のうずき、閉塞感、不快感。
● 呼吸困難、あえぎの発生。
● 寝汗または、いわゆる「冷や汗」。
● 上腹部の張り、消化不良または窒息感(いわゆる「焦燥感」が増す場合もある)。
● 悪心、嘔吐。
● 眼くらみとかすみ、めまい、ことさら虚弱感や焦燥感を感じる。
● 動悸、 息切れ。

治療

CAD と PAD の治療は症状を抑えて疾病の悪化を抑えるためのものです。治療方法は症状、生理検査、検体検査の解析など、多くの因子により決定されます。初期においては生活スタイルの調整と薬物の服用、そして一連の検査により動脈硬化の程度が診断されます。もし生活スタイルの調整と薬物の服用により症状を抑えられず、且つ CAD または PAD への罹患が実証されれば、冠動脈または末梢動脈の塞栓または狭窄化の程度および発生部位の診断が進められます。

不整脈とは?

不整脈(心拍が一定でない状態)は心臓への電気刺激伝動が影響を受けることにより発生します。不整脈の原因には右心房の洞房結節のリズム異常、正常伝動経路が傷害された、或いは洞房結節以外の部分がペースメーカーとなった場合に発生し、心臓のポンプとしてのはたらきを弱めます。不整脈はその心拍数により、脈が遅くなり心拍が 60 拍 / 分を下回る徐脈性不整脈と、脈が速くなり心拍が 100 拍 / 分を上回る頻脈性不整脈に分類されます。

不整脈を引き起こす危険因子

一部の不整脈については、まだ原因が不明ですが、不整脈を引き起こす可能性として、冠動脈疾患、心不全、高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症、貧血、遺伝、高齢、肥満、喫煙、コレステロール高値、過度の飲酒・コーヒー、一部薬品・薬物(麻薬など)の乱用などがあり、治療に用いられている一部の薬草またはその他の物質もまた、不整脈を引き起こすことが知られています。

兆候と症状

不整脈で最もよく見られる症状に、自ら察知できるくらいの異常な心拍、いわゆる「動悸」があり、これらの症状は不定期的、断続的に発生します。もし不整脈により脈が速すぎ、遅すぎ、或いは弱すぎて身体に血液が十分に行き渡らなくなると、疲労、めまい、目くらみ、かすみ、息切れが発生し、ひどい場合には死に至る場合もあります。

一部の不整脈には何ら症状をともなわないものがありますが、心臓内に血塊ができるおそれがあります。もし血塊が心臓を押し出されて動脈を塞栓すると、脳出血や心臓性急死のリスクが増加します。

治療

不整脈治療の第一歩は原因をつきとめること。その後、患者と医師が慎重に治療方法を選択します。一般的には、不整脈の症状がある場合、或いは合併症を併発する可能性がある場合に限り治療が開始されます。治療選択肢としては生活スタイルの調整、薬物治療、電気的治療、手術によるペースメーカー (pacemakers) 、除細動器 (defibrillators) 植込みに加えて、最近では脈拍をコントロールする外科的治療も選択肢に取り入れられています。