生殖医学

1986 年成立の馬偕記念医院生殖医学センターは十数年にわたり常に不妊症患者の手助けとなることを理念とし、絶え間なく設備の拡充、最新技術の導入、人員訓練の強化につとめ、衛生署合格認定の不妊症センターとなったばかりでなく、人工生殖技術訓練センターとして衛星署から委託を受けるまでになりました。現在、専門医師四名、技士三名およびカウンセラー一名がおり、専門家の見地から不妊症の問題解決に当たっています。

いわゆる不妊とは

避妊することなく、 12 ヶ月以上の性生活を経て未懐妊の状態であることをいいます。年齢 35 歳以上の女性は妊娠能力の下降が顕著になりますので、半年を過ぎて未懐妊のときは、早めに受診されることをすすめます。

治療法

体外受精 — 利用者は人工生殖法の規定により合法的な夫妻に限ります(証明書を添付すること)。

  1. 人工授精 (IUI)

    排卵誘発剤を注射し、超音波で卵胞の数量と大きさを観察して薬剤の量を調整し、予期された排卵日に 精液を洗浄、濃縮後、子宮腔に注入して授精する方法。

  2. 試験管内受精 (IVF)

    排卵誘発剤を注射し、超音波で卵胞の数量と大きさを観察して 薬剤の量を調整し、 採卵日を定めて卵子を取得して試験管内で受精させてから三日から五日後、胚を子宮腔内に移植し、黄体ホルモンを投与します。

  3. 卵細胞質内単一精子注入法 (ICSI)

    顕微授精顕微手術の装置を利用し、単一精子を直接卵子に注入して卵子の受精率を高め、受精卵が発育して胚になった後、 子宮腔内に移植します。
    * 精子数量が少ない、活動力不足、奇形精子症など男性不妊症の場合。
    * 男女患者が体内に抗精子抗体を持っており、精子の卵子に対する透過力が大幅に下降する場合。
    * 精子の数量または活動力は正常だが、試験管内受精の失敗が繰り返されている場合。
    * 男性患者の精管が閉塞している無精子症の場合でも、手術により副睾丸または睾丸から少数の精子を取り出せます。

  4. 卵子透明帯レーザー切断による孵化補助法 (AH)

    試験管内受精で、体内に移植された良好な胚が子宮内に着床しなかった場合、胚の外殻透明帯をレーザーで切断してから再び体内に移植し、胚の孵化と着床を補助します。
    * 試験管内受精二回以上失敗の場合。
    * 胚の外殻透明帯が厚く硬い場合。
    * 年齢 38 歳以上。

サービス項目
* 子宮内人工授精( IUI )
* 試験管内受精( IVF )
* 顕微授精
* 精子染色検査、精子抗体検査
* 精液冷凍、胚冷凍
治療プロセス
受診検査:
1. 超音波 — 子宮、卵巣の大きさ、子宮筋腫、エンドメトリオーシス

2. 血液抽出 — 甲状腺機能、プロラクチンおよび AMH* 濃度
AMH(抗ミューラー管ホルモン) — 卵巣予備機能を知るための 重要な指標で、現在最も正確度の高い最新検査項目です。

3. 精液検査および精子染色検査-精子を染色後 1000 倍に拡大して正常な形態の精子比率から卵子受精の確率を予測(一般精液検査は 100 倍までで、しかも無染色)

4 子宮卵管撮影 — 卵管が二本とも閉塞、詰まり、炎症がないか、また子宮腔に狭窄、癒着がないかを検査します。

5. 基礎体温計測

6. 再び受診に訪れたとき、報告結果をみて医師がいずれの治療法を採用するかをすすめます。

成功率( 38 歳以下)

人工授精( IUI ) —17~20%
試験管内受精( IVF ) —48%
顕微授精( ICSI ) —47%
卵子透明帯レーザー切断による孵化補助法( AH ) —44%

チーム

★ 不妊症治療専門医
★ 泌尿器科医師
★ カウンセラーおよび技士

Our Special Team